イギリスからアメリカへ!しっとりサワークリームパウンドケーキの歴史

コーヒーや紅茶と一緒に食べるとおいしいイギリス生まれのパウンドケーキ

アメリカではサワークリーム入りが定番で、南部のスイーツとして知られています。

今回はアメリカに広まったパウンドケーキの歴史と、南部出身である私の夫自慢の簡単パウンドケーキの作り方をご紹介したいと思います。

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パウンドケーキの歴史

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1700年代にイギリスで作られたのが始まりと言われるパウンドケーキ。

その名のとおり、小麦粉、卵、バター、砂糖をそれぞれ1ポンド(pound 英語でパウンドと発音)ずつ合わせて作ることから”パウンドケーキ”と呼ばれます。

ちなみに1lb(ポンド)=約453g

かなりヘビーで大きなケーキだったのが想像つきますよね~

出来上がりが大きなケーキを、昔は数家族で分けて食べていたんだとか。

時代と共に材料やサイズが改良されましたが、名前だけは当時のまま残ったんです。

アメリカで初めて”パウンドケーキ”がレシピ本になり発売されたのが1796年。

1800年代になると、本来のレシピから外れた軽い食感のケーキに変わっていきました。

パウンドケーキがアメリカ南部で伝統的なデザートになったのがこの頃です

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ソウルフードとパウンドケーキ

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1881年、ソウルフードのレシピ本が黒人女性アビー・フィッシャーによって発行されました。

彼女はこの本に”パウンドケーキ”のレシピを2つ載せたそうです。

本の名前は「What Mrs. Fisher Knows About Old Southern Cooking」(フィッシャー夫人が昔の南部料理について知っていること)

奴隷として生まれ、サウスカロライナ州で育った彼女は料理が得意でした。

南北戦争の後、彼女は夫と11人の子供と共に自由を求めてサンフランシスコに移ります。

“ピクルス”販売でビジネスを成功させた彼女は、レシピ本を発行することに。

当時は奴隷が読み書きを習うことは禁止されていたため、ソウルフードのレシピや作り方は口承で伝わり広まったと言われます。

レシピ本発行にあたり字が書けないアビー・フィッシャーのため、彼女の友人が書くのを手伝ってくれたんだとか。

「パウンドケーキといえばアメリカ南部」として定着したのは、アビー・フィッシャーのレシピ本のおかげなんですね。

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レシピの移り変わり

最初のパウンドケーキレシピは

・小麦粉 1ポンド
・砂糖 1ポンド
・バター 1ポンド
・卵 10個
・水

を混ぜて焼くというシンプルなものでした。

白身でメレンゲを作り、黄身と分けて加えて作っていたそうです。

なるほど、きっと卵の力で生地を膨らます感じだったんでしょうね。

時が経つごとに、国や地域によっていろいろなバリエーションが生まれていきます。

名前の違い

イギリス「マデイラケーキ」

フランス「カトルカール」

ドイツ「アイシュベアクーヘン?」(Eischwerkuchen:日本語読みに自信なし)

フレーバーの変化

「バニラエッセンス」や「アーモンドエッセンス」や「ドライフルーツ」を加える。

日本ではドライフルーツやお酒を加えたしっとりバターケーキが有名ですよね♪

アメリカでは仕上がりに「粉砂糖」をかけたり、「グレーズ」や「アイシング」もあり。

食感の変化

バターの代わりに「サラダ油」を使いしっとり感を出したり「サワークリーム」でしっとり感とコクを出したりします。

また、1900年代から使用されるようになった「ベーキングパウダー」や「重曹」のおかげで、ずっしり重い食感からふわっと軽い食感に変わりました。

形の変化

パウンド型と言われる細長い型は、ミートローフを作る時に使用することから”ローフ型”と言われます。

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丸いクグロフ型は英語で”Bundt Pan”と言います。

大人数で切り分けて食べるのに便利なので、アメリカではクリスマスなど人がたくさん集まる時のデザート用に使用されることが多いです。

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アメリカの味!サワークリームパウンドケーキ

アメリカの定番は、やはり基本の“サワークリームパウンドケーキ”

しっとりとリッチな味はアイスクリームを添えて食べると最高においしい!

今回はわが家のレシピを紹介したいと思います。

※アメリカの軽量カップ(1カップ250ml)と軽量スプーン使用です。

【材料】(10インチ、約25cmのクグロフ型)

・小麦粉(Cake Flour) 3カップ
・ベーキングソーダ 1/4 teaspoon
・塩 1/4 teaspoon
・砂糖 2と1/2カップ
・サワークリーム 1カップ
・バニラエクストラクト 2 teaspoon
・無塩バター 1/2 pound(2 sticks)
・卵 6個

【作り方】

  1. 材料はすべて室温に戻し、オーブンは160℃(325°F)に予熱
  2. 小麦粉、ベーキングソーダ、塩をふるう
  3. サワークリームとバニラを合わせておく
  4. 大きいボウルでバターと砂糖をハンドミキサーでよく練り合わせる
  5. 卵を1つずつ加えてその都度よく混ぜる
  6. ボウルに②の粉を半分入れてヘラで混ぜ③のサワークリームを加える
  7. 残り半部の粉も加え、ヘラで粉っぽさがなくなるまでそっと混ぜ合わせる
  8. 油をしっかり塗った型に流し入れ1時間~様子を見ながら焼く
  9. 型ごと10~15分冷ました後、ラックに出して余熱が取れたらラップに包む

出来立てもおいしいですが、1日おいてからの方が切りやすいし更においしい♪

パウンドケーキはスライスして1つずつラップに包み冷凍保存が可能です!

食べたい時にレンジでチンすれば、おやつやデザートにパウンドケーキが食べれますよ。

まとめ

アメリカのパウンドケーキの歴史について、いかがでしたか?

  • イギリス生まれのパウンドケーキは粉、砂糖、卵、バターが全て1ポンドだった
  • アメリカでは黒人女性アビー・フィッシャーによりソウルフードとして紹介され広まった
  • 時代と共に材料や形が改良されてもパウンドケーキとして世界中で食されている

基本の生地があれば、いろんな味のバリエーションが楽しめるのもパウンドケーキの良い所!

シンプルなバターのパウンドケーキもおいしいですが、アメリカンスタイルの「サワークリーム入り」は生地がしっとりするのはもちろん、酸味とコクがアップして絶品です。

機会があったら、ぜひ作ってみて下さいね♪

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