アメリカでは溶連菌が毎年流行!?喉の痛みからくる子供の病気

アメリカで生活をしていると、本当によく聞く子供がかかる病気に「Strep Throat(扁桃炎)」があります。

毎年冬になると流行する病気に、風邪やインフルエンザ、お腹の風邪(胃腸炎)などの”ウィルス性感染症”があり、学校に通う子供は大人以上によくかかりますよね。

めったに風邪を引かない息子が、5年生の時にかかったのが溶連菌という”細菌の感染症”

今回はアメリカでよく耳にする溶連菌感染症について書いてみようと思います。

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溶連菌感染症とは?

溶連菌は”溶血性連鎖球菌”と呼ばれる細菌で、溶連菌感染症の90%以上がA群に分類されることから、「溶連菌感染症」とは一般的にA群β溶血性連鎖球菌による感染症のことを言います。

溶連菌は普通の風邪のように「のどの痛み」から発症するケースが多いので、風邪と間違いやすいので注意!

この溶連菌が引き起こす病気には、

咽頭炎」「扁桃炎」「猩紅熱」「中耳炎」「副鼻腔炎」などがあります。

感染経路

・飛沫感染(くしゃみ・せき)
・経口感染(細菌の付いた手から口に入る)

かかりやすい年齢

小学生くらいの子供がかかりやすいと言われていますが、大人へも感染しやすく繰り返しかかる病気なので要注意です。

次に、溶連菌感染症の中の扁桃炎と猩紅熱についてくわしく見てみましょう。

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扁桃炎(Strep Throat)

この溶連菌が原因で起きたのどの炎症を「扁桃炎(Strep Throat)」と呼びます。

のどの痛みを引き起こす細菌やウィルスはたくさんある中でも、この溶連菌の場合は要注意!

なぜなら溶連菌にかかると「急性腎炎」や「リウマチ熱」のような”続発症”を引き起こす危険性があるからです。

そのために、自己判断せずに早めに診断治療を!

もし「せき」や「鼻水」がほとんどないのに

・のどの痛み(のどちんこが腫れてブツブツや白い膿が見える)
・発熱(39℃前後の高熱が多い)
・首のリンパ腺の腫れ
・イチゴ舌(つぶつぶが舌の表面に表れる)

といった症状がある場合は受診することをお勧めします。

アメリカのサイトによると、発症した子供の主な症状はこちら・・・

  • 喉の痛み(90%)
  • 頭痛(85%)
  • 熱 (85%)
  • 吐き気 (65%)

特に子供は症状がまちまちで、熱があまり出ない場合や腹痛を伴う場合もあります。

また、家の中で誰かが発症すると40%の確率で家族に感染すると言われているので、こちらも気をつけましょう。

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猩紅熱(Scarlet Fever)

溶連菌によって産生される”エリスロトキシン”が、全身に発疹(紅斑)を引き起こす症状を「猩紅熱(しょうこうねつ)」と呼びます。

症状は上記の扁桃炎と同じですが、扁桃炎にかかった人の10%が身体に発疹が表れる猩紅熱にかかると言われます。

英語ではスカーレット・フィーバー”赤い熱”という言い方をするんですよ。

死亡率が高かった”猩紅熱”は、かつては日本で法定伝染病に指定されていました。

今では抗生物質療法ですぐに良くなるため、普通の伝染病に分類されるようになり”猩紅熱”ではなく”溶連菌感染症”という病名で治療することが多くなっています。

ウチの息子がアメリカでかかったのも実はコレなんです・・・

息子の当時の症状はのどの痛み、微熱、頭痛でしたが、全部軽度だったのでそんなに辛そうではなかったんですよね~。

「扁桃炎かも!?」なんて思っていたら、胸や背中にブツブツと発疹が出てくる出てくる。

こんな感じに小さなザラザラした発疹があちこちに出てきて痒がってました。

scarlet-fever-rash

あっという間に広がり、顔も体も真っ赤に!これは、いかん・・・

夕方だったので、車を飛ばし家から1番近い”Urgent Care(緊急診療所)”に駆け込みました。

アメリカにあるアージェントケアは日本のように予約なしで診てもらえる上に、夜まで診察してくれるのでこういった緊急時は助かるんです。

抗生剤であるペニシリン系のアモキシシリンを10日分ほど処方され、飲み始めたらすぐに良くなり出しました。

が、発疹はなかなか消えないのです!ドクターにしばらくは消えないと言われました。

元気なのに発疹の残る真っ赤な顔で学校に通う息子がかわいそうでした・・・

この発疹は治りかけに皮がポロポロむけることがあるようですが、息子はむけませんでした。

まとめ

子供に多い溶連菌感染症についてでしたが、いかがでしたか?

  • 溶連菌という細菌が引き起こす溶連菌感染症には”扁桃炎”や”猩紅熱”がある
  • 溶連菌感染症は、風邪のような咳や鼻水がほとんど無く、頭痛、発熱、のどの痛みが特徴
  • さらに全身に発疹が表れる猩紅熱は、扁桃炎を発症した10%の人がかかると言われる
  • 病院のペニシリン系抗生剤ですぐに良くなるが、薬はしばらく飲み続ける必要がある

家族はもちろん、自分が病気にかからないように日頃から予防に努めたいものですね。

特に低温で空気が乾燥する冬は、手洗いやうがいや消毒などを忘れずに!

⇒「病気予防に正しい手洗いとハンドサニタイザー併用の勧め」も参考にどうぞ

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コメント

  1. 佐藤ナナ より:

    アメリカ在住です。夫も日本人ではありません。子供が初めて Strep throat にかかりました。普通の風邪かと思いましたが、めまいと吐き気があり、全く食事も取れなかったので、病院で検査したところ、陽性でした。帰ってきて、すぐにネットで調べたところ、このページにあたりました。分かりやすく書いていただいて、ありがたいです。

    • てりぃ より:

      佐藤ナナさん、コメントを頂きありがとうございます。
      私の独り言が、こんな風に誰かのお役に立ててとてもうれしいです!
      その後お子さんの具合はいかがですか?
      そうなんですよね、アメリカではお腹の風邪と同じくらい毎年流行る病気だと思います。
      どうぞお大事になさって下さいね。